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平成27年度 芸術療法愛媛セミナー 第2回 「運動療法講座」  

2015年8月19日 水曜日

日時:平成27年9月6日(日)
場所:愛リーコラボ

運動療法 一昨年に園芸療法で講義をしていただいた国野友子先生のご紹介で現在、広島県にある学校法人ひらた学園IWAD環境福祉専門学校にて、副校長及び人間総合福祉学科課長を兼任されている城田忠先生をお迎えしました。

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 社会福祉士・介護福祉士・保育士・心身機能運動療法資格・レクリエーションインストラクターといった多彩な資格と免許を保持されていますが、今回は特に運動療法の講義をしていただきました。

 

 運動療法とは、高齢者に対するQOL(Quality of Lifeは、『生活の質』と訳され、人間らしく満足して生活しているかを評価する概念)ADL(Activities of Daily Living『日常生活動作』と訳され具体的には、食事や排泄、整容、移動、入浴等の基本的な行動)の、維持・向上につながり、この高齢化社会において大切な役割を担っています。

 まず、ウォーミングアップとして、後出しじゃんけんをしました。リーダーがじゃんけんを出したのを見てすぐに、それに勝つようにグーチョキパーを選んで出すのですが、案外勝つのは容易ですが、負けるのは難しい!しかし間違えたとしても前頭葉を刺激するのでとても脳に良いのだそうです。さらに、手先を握ったり広げたりするのは血流も良くし、声をポンと元気よく出しながら、肩甲骨も意識してやると効果的だそうです。

 次に昨今、口腔ケアも重要視されており、誤嚥を防ぐためにも注目されているのが「パタカラ」この体操は、「パ・タ・カ・ラ」と発音することで食事に必要なそれぞれの筋肉を鍛えます。

 その他にも、尖足にならないために、足底を鍛える行進(マーチ)しながら、1~30をカウントしつつ、さらに発展させて、3の倍数で手を叩いたり、床につける足の位置を工夫したりと座位で簡単にできる体操を教えていただきました。

 午後は、まずタオルを使った体操を行いました。タオルを使うことによって安定感、安心感もあり、座位のままでもかなりの動きが展開できます。好きな音楽を効きながら聴きながらするとα波が出てさらに効果的です。一つ気を付ける点は基本的に首は回さないということ。めまいや脳梗塞などの引き金になる可能性があるそうです。  次に指ヨガを指にあるあらゆるツボを図を見ながら、軽く刺激を与えていきました。セミナー参加者の皆さんからは、自分の不調の部分と図の説明がピッタリ合っていたと言う方も多く、改めて自分の身体と向き合う良い機会になったと好評でした。

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 その後は、新聞紙を使って楽しくできる視力アセスメントをしました。まず、参加者の趣味を聞いていきます。それら(トールペイント・雑貨・尺八・海外ドラマなど)をホワイトボードに書き、新聞紙を見ながらその言葉を多く探し出して競うというゲーム方式で行いましたが、確かに大半の高齢者の方はこのアセスメントを行なわずとも、新聞文字を読むのは難しいと言われる方が多く、実際に行う場合は拡大コピーしたものでやってみる方が良いと感じましたが、とても参考になりました。

 運動療法は、芸術療法セミナーでは最近、講義を実施していなかったので、参加者の方からは新鮮に感じたとおっしゃっていただきました。これからも、楽しく実践で行えるヒントをたくさん見つけることができましたので、今後に繋げていけたらと思いました。城田先生、ありがとうございました。