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平成27年度 芸術療法愛媛セミナー 第1回 「絵画造形療法講座」

2015年10月13日 火曜日

日時:平成27年7月26日(日)
場所:愛リーコラボ

絵画造形療法 受講者の皆様から大変好評でしたので、今年もスー・リー先生に講義をお願いしました。
今回のテーマは『私、だいじな私』ということでした。

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午前中はまず、A3のコピー用紙にスクリブル(SCRIBBLE:なぐり描き)をしました。
好きな画材を選び、目をつぶって思ったままに線を描き、緊張をほぐすワークです。
描いた線の中から自分を表すものを見つけてそれを元に自己紹介していきました。
次に、練り消しゴムを粘土のように使用して、「自分の形」を3D作品に制作しました。
出来上がった作品を見ながら、私は~~です。と箇条書きしていきました。
作品との対話を通じて、人の思いは口にして初めて確認できると気が付きました。
人それぞれ、多種多様なメッセージがあり、作品を改めて2Dへとデッサンしました。
何故自分を大切にするのか⇒自分が他にどう扱われるのかが決まるのだと分かりました。

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午後は最初に全員で立って、言葉を発することなく、コミュニケーションをとって誕生日を当てて、左から順番に1月→12月生まれで並んでみました。
ジェスチャーでお互いの誕生日を当て合いながら並んでみましたが、喋ってはいけないとなると、なかなかコミュニケーションとるのは至難の業でしたが、1人を除いて正解でした。

次は薄用紙(やわらかいお花紙)を使って、一人1つずつ帽子を制作しました。
あらゆる考えや気持ちがつまっている頭にかぶる『帽子』を作る機会はめったにないことですので、皆さんかなり時間(50分くらい)を使って取り組まれていました。

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最後に、四つ切画用紙を半分に折って、左半分に先生が用意したコラージュ用の様々な切り抜きの中から今、ストレスに感じているものを選び貼りました。
そして、一人ずつ抱えているストレスについて発表し、全員でその思いを共有しました。
その後、他の方の作品の右半分に、当事者のことを思いながらコラージュしました。
ポジティブ⇔ネガティブな感情はバランスが大切で、実は、少しストレスがあることでやる気が出たり、危機回避できたりすることもあるそうです。

こういった感情と向き合うワークショップを通じて、自分にとって大切なことや、或いは自分自身がいかに大事な存在なのか、また他に対してどのように接していけば良いのか気付かされることが多々あり、ハッとさせられる場面も多くありました。
いつも斬新なアイデアで新しい芸術療法の扉を開いてくれるスー・リー先生に感謝!!
受講者の皆さんは、とても満足気に帰っていかれました。


平成27年度 芸術療法愛媛セミナー 第3回 「音楽療法講座」  

2015年10月8日 木曜日

日時:平成27年9月27日(日)
場所:愛リーコラボ

 音楽療法講座は、ずっと続けて来てくださっているのに、毎年新たな発見やヒントをたくさん導いてくださる 古賀幹敏先生 です。

 午前は、まずミュージッキングや、地域音楽療法について学びました。東京都世田谷区では実践に向けて前進しているようです。
古くから活躍する地域ミュージシャンからの音楽療法に対する反発もありますが、いい形でタイアップして地域住民とうまく交流していけたら、高齢者の健康寿命を延ばす働きかけにもなるのではないかとおっしゃていました。

 さらに、音楽の持つ心理・社会的効果(松井紀和先生の10項目から)を一つ一つ説明してくださいました。
そして、それらから期待できる効果には、精神機能とコミュニケーション機能、また身体機能の維持・改善が挙げられ、音楽とは感情を表へ出して、精神を安定化させるのにも役立ったり、他の人々と共感したり、連帯感を共有できるようになったり、歌唱時はなんと!喋るときの三倍も呼気量が増えていたりと心と身体にとって様々な良い影響があるということがわかっていると話されていました。


 実践的な楽器を使ったレクリエーションでは、キーボードで3拍子のリズムの演奏を聴きながら、それに合わせ1、2、3拍目を楽器で演奏する人の音を聴いてそれを声で表現していきました。
前の人がに言ったものとかぶらないように、どんどん違う表現をしていきました。
 例えば、ハンドドラムに合わせて1人目は①ドンタンタン 次2人目は②トンタッタッ 3人目は③ディントントンというような感じです。
色々な楽器を使うことで、全く違う擬音語が出てとても面白く、皆さん夢中になって考えていました。

 次に、4種類の楽器を2つずつ用意し、4人1グループを2つ作ります。
背中合わせで相手が見えない状態になり、Aグループの誰かが先ほどと同じ3拍子のリズムで2.3拍目で楽器を鳴らします。
続いてすぐの3拍子でBグループの中で同じ楽器を持っている人が真似をするというものでした。
 音色の似ている鈴とマラカスなどはわかりづらく、皆さん真剣に耳を澄ませて聴きながら、すぐ自分の番だと演奏しないといけないので、なかなか緊張感もありましたが、間違えるのも何だか楽しくて笑いが絶えませんでした。

 その後は、3人が前に出て、残りの人に目をつむっている間に、キーボードとマラカスとハンドドラムの担当を決めて、演奏をします。
キーボードはドレミファソラシド・ドシラソファミレドと1本の指で鳴らすので、誰でも簡単にできます。それに合わせて、マラカス係とハンドドラム係は自分の好きなように演奏します。
終わったら、皆さんに目を開けてもらい、一人ずつ前に出て、「私がピアノを弾きました!」と、同じことを言います。
 次も、「私がマラカスをしました!」と順番に言い、最後に「私がドラムを叩きました!」と言います。
そこで、見てはいないけれど、誰がどの楽器を演奏したのか推理するわけです。
案外、イメージにピッタリですぐに当たってしまいました。これも投影法の一種で解釈・分析・診断という流れです。


 その後もまだまだたくさんの音楽療法の実践的な方法を教えてくださいました。書き切れませんが、興味を持たれた方は是非、来年度のセミナーにご参加ください。スタッフ一同、心よりお待ちしております。