平成28年9月11日 音楽療法セミナー

音楽療法セミナー
2016年9月11日(日)
講師:古賀 幹敏 氏

≪ 日本音楽療法学会認定音楽療法士/
活水女子大学音楽学部応用音楽科
音楽療法コース准教授/福岡 ≫
講師は、毎年最先端の音楽療法の情報を惜しげなく私たちに分け与えてくださる古賀幹敏先生です。
今年は
Ⅰ、音楽療法の共通原理…どのようなスタイルの音楽療法であっても、考慮したい共通原理
Ⅱ、音楽療法活動の実態
Ⅲ、音楽療法士の技術・経験による目標設定について
Ⅳ、選曲と配列
というテーマに沿って講義をおこなっていただきました。

特に実践的なメソッドとしては、言葉を使って記憶力
瞬発力を養うゲーム感覚でおこなう音楽療法です。

1)ひらがな一文字を書いたカードを4枚用意。
2)ホワイトボードに見えないように裏にして貼る。
3)小さなマラカスやボールなど握りやすいものを
用意し、音楽に合わせてグループ内で回していく。
4)演奏が止まった時に持っていた人がカードを一枚
引き、その言葉から始まる単語を3つ答える。
人が答えている時に、他の人も同様に考えてもらい、あの人はこんなこと言ってるなぁとか、私ならこう言うなぁ…など他者へ思考を巡らせることによって集団の活動が密になるという狙いもあるそうです。

また別のメソッドもいくつか教えていただきました。
①歌の歌詞をフレーズごとに区切ってカードに記し、
   テーブルに置き、演奏者が演奏を終えたところの
   続きから歌詞のカードを引くといったものや、
②下半身の強化を狙って言われた漢字を順番に
   足で指していくゲーム。
③ホワイトボードに右手と左手の色の違う手形を貼って、
   リーダーが歌を中断させて、「青・赤」と言うと必ず右手、
   左手の順番でプレーヤーは手形を探してタッチする…
   などの多種多様ですぐに試してみたいものばかり
   でした。早速脳トレ大学のセッションでおこなってみようと思います。
古賀幹敏先生、いつもすぐに役立つ方法や知識を伝授していただき、
本当にありがとうございます。次回も楽しみにしています。宜しくお願いします。